浦和レッズの強さ 第1弾 | サッカー戯言コラム

浦和レッズの強さ 第1弾

J1 2ndステージ、浦和レッズは独走を続けた。過去には、Jリーグのお荷物とまで呼ばれたこのチームがここまで強くなった理由を3日にわたって検証してみたいと思う。

1)2004年シーズン開始前やステージ間での補強。

昨年までの、大きな課題だったDFライン、選手層の薄かったMFの大きな補強を行った事が大きいだろう。主な補強選手は以下の通りである。
FW 岡野 雅行 (ヴィッセル神戸)元日本代表

MF 三都主 アレッサンドロ (清水エスパルス)現日本代表
   酒井 友則      (名古屋グランパスエイト)元日本代表

DF アルパイ・オザラン (仁川ユナイテッド/韓国)現トルコ代表
   田中マルクス闘莉王 (水戸ホーリーホック)アテネ五輪代表
   ネネ (ヴィトリア/ブラジル)元ブラジル代表

上記の選手は、元代表、現代表という豪華な面々である。

岡野は、元日本代表でジョホールバルでワールドカップ出場をきめるVゴールを決めた選手。浦和にいた選手でサポーターからとても愛されている選手である。多少の衰えは感じるが、まだまだ現役でがんばれる選手だろう。

三都主は言わずとしれた日本代表の左サイドの要。彼の左足からは正確なクロスが繰り出される。

酒井は中盤の下がり目ボランチの選手である。彼の足からは正確なパスや強烈なミドルシュートがでてくる。

アルパイはトルコをワールドカップ3位まで導いた立役者の選手。ワールドカップ時には日本の攻撃陣を沈黙させた選手。ワールドカップベストチームの一員でもある。高さを活かした安定した守備は最高である。浦和ではCBの右を担当する。

闘莉王は、日本に帰化した選手。生まれた場所はブラジル。高さと熱いハートで守備をする。高さを活かしてコーナーキック時や流れの上では攻撃参加もする。キック力も高くロングフィードやFKを蹴ることもできる。彼は、語学力があり、英語、ポルトガル語、日本語を駆使し国際色豊かになったDFラインをまとめあげる。

ネネは2ndステージからの加入。彼も高さを活かした守備をする。左利きのためCBの左を担当する。最初は言語の壁があったようだが、現在は問題はないだろう。

シーズン途中守備の要、坪井や中盤の要、山瀬、長谷部が怪我をしてもそんなに困ることはなかった。